服装や持ち物をそろえるの?

子育ての習慣や考え方には、国によって違いがあります。たとえば、服装や持ち物をそろえるという習慣のないところもあります。そうした国の出身者には、みんなが同じ物を持つことに抵抗を感じる人もいます。保護者とよく話しあい互い の考え方をまずは理解すること、園の方針に協力してもらうよう働きかけることが必要です。同時に、子どもの安全を守るうえで許可できないことや、園の生活に支障をきたすこと以外は## 大目にみる 等の配慮が必要になります。

薄着だと風邪をひくでしょ!

日本の幼稚園・保育園では裸足保育を実践しているところがありますが、それに違和感を抱く保護者がいます。出身国にくらべると子どもたちに薄着をさせることに驚く保護者がいます。その背景には考え方や習慣の違いもありますが、子どもが体調を崩すと仕事を休まなければならないことに対する心配もあるようです。園の方針を十分に理解してもらうこと、体調が万全でないときは配慮していることなどを丁寧に伝える必要があります。

お弁当って何?なんのため?

冷たい食事は健康によくないと考える国やお弁当の習慣がない国もあります。こうした国から来ている保護者は、お弁当に何を入れたらいいかわからない人や、みんなでお弁当を食べる楽しさを知らない人もいます。言葉で説明するよりも、園のお弁当開きに実際に参加して一緒に食べたり、みんなのお弁当を見てもらったりするなどの体験の方が効果的な場合もあります。

子どものことは園にお任せ

幼稚園や保育園に費用を払っている以上、保護者は何もする必要がないと考えるところもあります。そうした国から来ている保護者は、幼稚園・保育園と家庭とが連携して子育てをするという考え方にとまどい、園の行事やPTA活動などに積極的にかかわらない人がいるかもしれません。園には、長い目で見て、保護者の意識が変わるような働きかけを続けていくことが求められます。

役員って何?

日本語ができない保護者や、日本に来たばかりで日本の幼稚園・保育園に慣れていない保護者にとっては、役員はかなりの負担になります。逆に、積極的に関わりたいから役員をやってみたいと考える保護者もいます。いずれにしても、あらかじめそれぞれの状況や考えを聞いたうえで、役員になってもらうかどうかを判断してください。また、役員になってもらう場合には、他の日本人の役員の理解や協力も大切です。

日本人には当たり前かもしれないけど…

日本人にとっては当たり前の習慣でも、それが保護者の出身国にはないということはよくあります。例えば、食事の前に「いただきます」と言う習慣がない国の保護者の場合、子どもも「いただきます」を言わずに食べ始めてしまうということはあります。そんなときには、即座に「しつけができていない」という判断をするのではなく、文化や習慣の違いによる可能性を考えてください。文化や習慣の違いが原因の場合には、失敗や間違いを大目に見ることや、日本人にとっては当たり前のことでも丁寧な説明が必要だということを思い出してください。